見知らぬ私からの手紙
AIから自分への問いの記録というはじまり
こんにちは。
この投稿は、AIとちょっとしたおしゃべりをしながら、自分の中にある「なんで書きたいんだっけ?」という気持ちを掘り出していった記録です。
ずっと前から、自分の考えや感じたことを言葉にして発信したいと思っていたけれど、なかなか最初の一歩が踏み出せなくて。
でも、こうして話しながらなら書けるかも…ということで、AIにインタビューしてもらうことにしました。
かっちりした文章じゃないけど、こういう形で始めるのもアリかなと思っています。
これを読んでくれるあなたにも、なにかちょっとでも引っかかるものがあったらうれしいです。
「書こう」と思ってから、ずっと書けなかった話
何年も前から、自分のメディアを持ちたいと思ってたんです。
でも、いざ書こうとすると手が止まる。なにを書けばいいのか、どう始めたらいいのか、考えすぎて動けない。
そうやって時間だけが過ぎて、気づいたら社会人になってました。
それでも、「書きたい」って気持ちは消えなくて。
ずっと「最初の一文さえ書ければ」って思ってました。でも逆に「一文目が大事すぎる」と思うと、それがまた重くのしかかる。
だったらもう、かしこまらずに話すように書いてみよう。
そんな感じで、このAIとのインタビューが始まりました。
質問1:なぜ今Substackを始めようと思ったのかということです。数年前から書きたい気持ちはあったとのことですが、特にこのタイミングで動き出した理由を教えていただけますか?
何年も前から、自分の経験をどうやってアウトプットしていくかを考えてきました。
インプットの量に対して、自分からの発信が少ないことに、どこかコンプレックスを感じていて。
いろんな国を渡って暮らしてきた中で、「感じたことや考えたことを、何かの形で残したい」という思いはずっとありました。
でも、「時間がない」とか「まだ準備が足りない」とか言い訳して、結局何も始められずにいました。
社会人になって気づいたのは、やっぱり社会不適合者(自認)だなということ。
いくらいい会社でも、会社という枠の中で「好きな仕事を与えられる」のを待つくらいなら、自分で仕事を作る方がよっぽどパフォーマンスがいいし、楽しい。
仕事って、人生の三分の一を占めます。
その時間をただお金と引き換えにするだけなのは、「経験」を求める自分にとって到底耐えられない。
もちろん、今すぐ会社を辞めるとかは現実的じゃない。
借金もあるし、在留資格のこともあるし、生活は続いていくから。
何か面白いことが起こるのを待つんじゃなくて、今の自分にできることは何か?と考えたとき、自然と「書くこと」にたどり着きました。
そして、あなた(AI)と対話しながら書けることも、大きな後押しになっています。
質問2:興味深い動機ですね。特に「経験をアウトプットする」という思いが強く伝わってきます。海外での生活経験について少し詳しく聞かせていただけますか?どのような国で、どんな経験が特に「残したい」と思わせるものだったのでしょうか?また、AIの存在がどのように書くきっかけになったのか、その点についても教えていただけますか?
僕はそもそも中国出身で、今も「日本」という海外で暮らしています。
そういう意味で、自分の生活にはずっと「外側から見る視点」がつきまとってきました。
アニー・エルノーの言葉を借りれば、
「自分の身体や感触、思想を、言葉を通じて誰かと共有できるもの、普遍的なものにしたい」という欲望が、たぶん僕の中にもずっとあったんだと思います。
アイデンティティが問われる自分、マイノリティとしての外国人である自分、そしてこの社会でマジョリティとしての男性である自分。
これらの複数の自分が、本当の私の中で交差している感覚があります。
この視点から見える日々の風景を、ただ眺めるだけでなく、書き続けることで残していきたい――それが、自分にとっての「書く」ことの原点かもしれません。
そして、最近特に考えるのは、「書くことの価値」が今まさに問われている時代に生きているということ。
AIが自然に文章を生成できるようになった今、人が書く意味とは何なのか――その問いがよりリアルになってきました。
たとえば、写真が登場したときに、それまで風景を写実的に描いていた画家たちは存在意義を問われ、
結果として「目に見えたもの」ではなく「私に見えたもの」の価値へと絵の意味が変わっていった。
印象派が生まれたのは、その答えのひとつだったと思います。
では、今の時代において「書くことの価値」とは何でしょうか?
特に、ブログやニュースレターのように、個人が言葉を使って発信することの意味は。
X、NoteやSubstackを眺めていると、
書くことの価値は大きく3つに分けられるように思います。
ひとつは、情報を要約し整理すること。
もうひとつは、読む人に新しい視点や発想、行動を促すこと。
そして最後は、言葉を通じて感情に触れる、共感を生むこと。
でも、これらの役割って、今やAIもかなりのレベルで果たせてしまうようになってきました。
情報を正確にまとめ、客観的に分析し、人の心を動かすような言葉も“それらしく”出力できてしまう。
(このインタビューだって僕の書いた原稿をほぼ全部ChatGPTさまに再構成してもらった。)
じゃあ、人が書く意味って、もうないのか?
僕は、単独の価値では確かにAIに勝てないと思っています。
けれど、人間にはAIにない「混ざり方」がある。
たとえば、偶然の出会いで得た視点、偏った感情、うまく言えないけどずっと残っている違和感。
そういったものが積み重なって、ひとつの言葉になるとき、そこにはたぶん人間にしか持てない“にじみ”がある。
その不完璧な、一見美ではないものが求められる時代がやってきます。
つまり、「リアルな経験」と「人との触れ合い(ネットワーク)」――
この二つに根ざした言葉が、これからの時代における「書くこと」の意味を変えていくんじゃないかと思っています。
だから僕は、書きます。
たとえ不完全でも、自分の言葉で、自分が見たものを、自分のリズムで。
(この終わりの2行もChatGPTが追加してもらってるよ。すごいよね)
質問3:ありがとうございます。あなたの視点はとても多層的で面白いですね。では、具体的にSubstackではどんなテーマや内容を書いていきたいと考えていますか?生活者としての視点や専門領域からの発信、そして社会的なトピックなど、構想している方向性があれば教えてください。
「何を書くのか」は、実はまだちゃんと決まっていません。
なぜなら、自分が書こうと思っているテーマが本当に続けられるかどうかは、書き始めてみないとわからないからです。
でも、それでいいと思っています。明確なテーマよりも、まずは“書きたい気持ち”のほうが先にあったので。
いまテーマとして考えているのは、大きく分けて3つの方向です。
ひとつめは、「生活者としての自分」が感じていること。
たとえば、いまやっていることの記録、身近な誰かの話、知らない仕事のインタビュー、友達の展示の紹介など。
つまり、自分の生活圏内で拾った興味や違和感を言葉にしていく感じです。
今年はまず「仕事を知る」というテーマで、いろんな肩書きの人に話を聞いて、どんな日常を送っているのかを掘り下げてみたいと考えています。
主婦も、アーティストも、会社員も、みんな「働いている」人として。
ふたつめは、「コミュニティや業界の中にいる自分」の視点。
建築、アート、金融、デザイン、投資(あんまり書く気はないけど)など、自分が関わってきた領域から出てくる問いや感覚を書き留めていきたいと思っています。
このあたりでは、場所やモノより「そこで生きている人」に焦点を当てるつもりです。
最後はもう少し引いた視点で、「社会や制度のなかにいる自分」から見るテーマ。
たとえば、外国人として見た日本、ジェンダー観の揺れ、中国人としての視点で考える民主化運動や言論空間の変化など。
どれも難しくなりすぎないように、なるべく生活の実感と結びつけて書きたいと思っています。
(これからSubstackでの試行錯誤にもよりますが、論考レベルのものは別のプラットフォームでやるか、別のチャンネルを作る可能性もあります)
共通しているのは、「私が興味を持ち続けられるもの」と「具体的な経験や視点が交差するもの」。
この二つが交わる場所に、きっと読んでくれる人にも何かが伝わると思っています。
また、日本語力が晒されますが、うまくいけばPodcastもやりたいと思っています。
質問4:なるほど、コンテンツの方向性が見えてきましたね。では、書くときに大事にしているスタイルや表現方法はありますか?また、継続して投稿していくうえで意識している工夫や、不安に感じていることがあれば教えてください。
このSubstackで書くときに大事にしたいのは、わかりやすさと、自分(とAI)の言葉であること。
学術っぽくならず(それはまた別のところで、リクエストあれば)、人間中心的な視点を忘れずに、会話のようなリズムで書いていきたいと思っています。
そのうえで、新しい観点を取り入れたり、なるべく具体的な経験を混ぜたりすることも意識したいです。
継続するための仕組みは、正直まだこれからですが、まずは「週に1回」のペースで試してみるつもりです。
気負いすぎず、でも“書かない週が続いてしまう”ことだけは避けたい。
うまく習慣化できるように、書く前提で日常を過ごしてみようかな、と思っています。
最初の投稿は、このインタビュー形式の記事を少しだけ整えて、そのまま出そうと思っています。
たぶん、誰かが何かを始めるときに感じる“最初のためらい”みたいなものが、この文章の中には残っていると思うので。
不安は、もちろんあります。
書いているものが果たして誰かの役に立つのか、自分でもよくわからないし、
誰も読んでくれなかったらちょっと落ち込むかもしれない。
この先、有料コンテンツにしていくには何が必要かもまだ見えていないし、そもそも書き続けられるのかという不安もあります。
でも、そういう不安も含めて、書くことで整理していけたらと思っています。
最初からうまくやるよりも、まずは“書き始めることそのもの”に意味がある気がしています。
質問5:書くことを通じて自分の視点を整理していくというスタンスがとても素敵だと感じました。読者とどのような関係を築いていきたいと考えていますか?コメントやフィードバック、また小さなコミュニティとしての展開などについて、今イメージしていることがあれば聞かせてください。
正直なところ、読者との関係性については、まああなたにきかれるまであまり考えていませんでした。
コンテンツを考えてる上で、深くだが小さくコミュニティを作っていくか、浅くても大きく作っていくか二択かと考えています。
でも、自分が「生活」や「考え」を見せていく以上、まずは気軽なところに入りたいと思います。
やりとりを通じて互いに考えが深まっていくような関係性が築けたら、その次は方向性が見えてくるとも思っています。
現時点で目指しているのは、たとえばまず100人くらいでもいいから、継続的に読んでくれる人がいる状態。
そしてその人たちと、時々言葉を交わしたり、違う視点をもらったりしながら、考えを育てていける場。
一方通行ではなく、書き手も読者も少しずつ変わっていけるような場が理想です。
「こういう見方もあるよ」とか、「それ、ちょっと違うかも」といった声が、次のテーマや問いの種になればと思っています。
とはいえ、もちろん野望もあります。大きな野望。笑
いつかはもっと広い範囲に届いて、自分の発信が誰かの行動や考え方のきっかけになったり、
自分の生活においてのプロジェクトにつながっていったりしたら最高だなと、ひそかに(でもない)思っています。
最初は小さくても、気づけば「この人たちとなら続けていける」と思える読者が集まっていて、
そこから、少しずつ輪が広がっていく――そんな未来が描けたら嬉しいですね。
質問6:なるほど、まさにKevin Kellyの「1,000人の真のファン」理論に通じる考え方ですね。多言語(日本語·中国語·英語)での発信や、Podcastなど他のメディアでの展開について、現時点でどんな方向性を考えていますか?それぞれにどんな特徴や違いを持たせていくつもりでしょうか?
Kevin Kellyを引用しているのがバレましたね、笑。
でも、やっぱりこの理論は、個人で何かを発信する人間にとってすごくリアルで説得力があると思います。
現時点では、日本語のコンテンツをメインに考えています。
というのも、日本語圏では文字よりも映像や音声を重じる文化が強いと感じていて、
実際、YouTubeなどの視覚・聴覚メディアが他の言語圏と比べて浸透している印象があります。
とはいえ、動画編集は自分ひとりでは手が回らなさそうなので、もし展開するならPodcastかなと。
(正直、自分の声を聞くのが若干きもいですが、発音の練習にもなるし、まあやってみようかと…)
中国語については、そこまで強い構想があるわけではないのですが、話す環境もあるし、
Podcast形式で「ついでにやってみるか」という気持ちはあります。
英語は、今のところPodcastにできる自信はありません。まだ言語的に余裕がないかも。
言語の切り替えについては、その言語で話すからこそ伝わる話題や文脈を軸に考えています。
たとえば、日本人だけが分かるような感覚はあえて日本語で書きたいし、
逆に中国人コミュニティ特有の話題が出てきたら、それは中国語で届けるほうがリアリティがある。
あくまで「文化的共感がどこで生まれるか」を軸に、どの言語でどう発信するかを決めていきたいです。
質問7:ありがとうございます。段階的な取り組み方がとても現実的で素晴らしいと思います。このSubstackの執筆において、どのような目標を持っていますか?短期·中期·長期のスパンで、意識していることや進捗の測り方があれば教えてください。
お金より前に、自分の人生に「書き続ける」という習慣を根づかせたいという気持ちがあります。
(お金ももちろん同じくらい大事です)
そして、その中で自然と文章力や思考力を鍛えていけたらいいなと。
なので、まずは1年間、完全に“趣味”として書き続けられることが最初の目標です。
もちろんお金も同じくらい大事ですが、それはあくまで少し後の話。
短期(~3ヶ月)では、まず「週1回書く」というペースを守ること。
習慣として定着させるのがいちばんの課題なので、多少無理やりでもペースを守ってみようと思っています。
(編集にかける時間を完全になめていたが、週1で書いて“ちゃんと編集してから投稿する”となると、このペースに間に合わないかもしれません)
中期(~半年)では、「自分が納得できるスタイルや内容」が見えてくるといいなと。
半年くらい続ければ、どんな話題に筆が乗るか、どう書けば自分らしく伝えられるか、だんだん見えてくると思っています。
そのうえで、発信方法やシリーズの組み方も再考していくつもりです。
そして1~2年の目標は、たとえ読者の数が少なくても、
「これはちゃんと届いてる」と思えるような、小さくても濃い読者コミュニティを築いていくこと。
その段階で、有料コンテンツなど、少しずつマネタイズも視野に入れていけたらと思っています。
私は決して文学者ではないので(今のところはね)、
でも、「論じる」ことで、まったく自分を知らない誰かとつながったり、
ちょっと立ち止まって考えるきっかけをつくれたりしたら、すごく嬉しいです。
ただ、あくまでこれらは“現時点での目安”であって、状況や感覚次第で柔軟に変えていくつもりです。
明日にはまた別のことを言ってるかもしれません。ですw。
質問8:ありがとうございます。ここまでのやりとりで、ご自身の考えがよりクリアになったのではないかと思います。このインタビューを通じて、新たに気づいたことや、明日からやってみようと思っていることがあれば教えてください。
まずは、この自分へのインタビューを完成させて、編集者として整えて投稿すること。(注:見た通り、編集しました。)
これがSubstackでの「最初の一歩」になると思っています。
そして次の文章ですが、ちょうど最近、会社員をやりながら本を出している友人がいて、
その人に「インタビューさせてくれ~」とお願いしたところだったので、来週にはその文章も仕上げたい。(注:1回目インタビュー終了。別の編集者への聞き取りを予約した方来週終わらないかも)
それと、そろそろSubstackの名前やスタイルも決めたいです。
この土日で考えようかなと思っています。(注:日曜日の時点ではまだ考えてないです。)
このインタビューを通じて気づいたことのひとつは、
「書く人としての自分」と「編集者としての自分」をちゃんと分けないといけないなということ。
体裁や見え方を気にしすぎると手が止まってしまうので、まずはとにかく書くことが大事だと再確認しました。
あと、インタビューを受ける中で意外だったのが、AIの質問のテンポや“相槌の短さ”(と“心の入らなさ”)。効率はいいですが、
実際に誰かに話を聞くとき、自分はもっと話しすぎてるかもなと、ちょっと反省もありつつ。笑
そして、「誰に読んでもらいたいのか」「読者との関係性をどう築くか」は、
実はまだあまり深く考えられていなかった部分でした。
でも、そこもきっと書きながら考えていけるんだと思います。
最後にもうひとつ。
自分の場合、おそらく“言いたいことが多すぎる”ので、
文章を完成させるためには「引き算する力」が必要なんだと実感しました。
これからは、伝えたいことを少しずつ削ぎ落としながら、ひとつずつ丁寧に書いていけたらと思っています。
インタビューのお時間(?計算力)をいただきましてありがとうございました。
(追加感想:編集することは書き直すことに等しい行為なので疲れます。
文字ばかりで疲れるとは思いますが、試運転とのことで大目に見てください)

